建築情報学 ミニレクチャー 第3回「ファサードエンジニアリング」を開催します

 建築情報学 概論」という名前で外部の講師の方をお招きした連続レクチャーの授業を作りたいと思っています。将来的(但しそう遠くはない)に。
と三度目の勝手な希望宣言ですが,成せなかったことは始めなかったこと,と言いますからね,
さて,授業の延長として第三回ミニレクチャーを開催します。
今回は「ファサードエンジニアリング」です!


日時:07月08日(月)の18時から(BIM総合演習の終了後)
場所:ウエストウインウ1階 PCルーム
講師:旭ビルウォール株式会社
題目:ファサードエンジニアリング

ファサードエンジニアリングは急速に着目が高まる建築情報の社会実装としての旗艦分野と言えます。
将来のことではなく,BIM/アルゴリズムデザイン/シミュレーション/情報化施工が一体となって結実した先端的事例が既に多数発表されています。
アラップを筆頭とする海外の話しのように思えるかもしれませんが,国内でも建築家のパートナーとして高い技術力がデザインに強く関与したであろう建築物があります。
当然ながらファサードエンジニアリングの範囲にはペリメーターゾーンを例とする環境性能も含まれます。そのためファサードエンジニアリングは美観性としてのデザインだけではく,建築情報を使った環境との関わり方のデザインでもあります。また新規的な形態を実際に作る施工とデザインの関わり方でもあります。
ただ学生さんにとってはこのような技術とデザインの一体性は感じづらいかもしれません。メディアでは建築家の名前が前面にあり,またデザインに関与した技術ついては興味がある人でも情報を得づらいのが現状です。
そこで,国内で著名な建築家や大きな組織と多くのパートナーシップ実績を持つ「旭ビルウォール」さんに講師をお引き受け頂きました。
会社名も「ファサードエンジニアリング」という言葉にも馴染みは薄いかもしれませんが,メディアで見たことある事例も多数登場します。
技術とデザインが一体となって成された事例を通じて,ファサードエンジニアリングという切り口から建築情報という,建築行為の新たな手法,新たなCommon Groundを用いたデザインについてレクチャーして頂きます。

 ファサードエンジニアリングとは何なのか,建築情報をCommon Groundとする専門的知見はデザインにどう関与していて,これからどうなるのか,目で見て楽しいレクチャになると思います。
ぜひ参加してください。
受講生以外の学生も,パソコンとイマイチ仲良くなれていない人も,ぜひどうぞ。

なお僕は今回も一言も喋りません |彡サッ!
それではレクチャーで!


第一回は「福井コンピュータホールディングス(株)」さんに講師をお引き受け頂き「夢デザイン BIMの成せること」にて開催しました。(04/22)

第二回は「梓設計」の岩瀬 功樹さま(宗本研究室の卒業生)に講師をお引き受け頂き「若手建築家・組織設計が描くBIM/AI/IOTのVISION」にて開催しました。(06/10)

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