デジタルファブリケーション課題のサンプルファイル

デジタルファブリケーション課題のサンプルファイル

CAD/CG演習 立命館大学 建築都市デザイン学科 建築情報学 系授業 2回生後期の課題の説明用の例です。テスト
自身が想定する使い方において構造/構法としても実際に成立する家具のデザインを,段ボールという弱い(思考が不十分だと成立しない)材料を使って実現する課題です。
課題の意図や詳細はこちら

作成ファイル(Rhinoceros + grasshopper)

  • 大まかな流れの学習,切り出し図面化前提の制作アルゴリズムの類型パターン的な学習,が意図です。
  • 細かく整理・合理化されていません。
  • いくつかの説明動画は作成予定ですが,grasshopperの基礎を学習済みの受講生であれば読解/応用可能,と期待。
  • お勧めの学習順序?難易度?
    1. v11:ランダム十字型
      噛み合わせを作るという汎用性が高い基本アルゴリズムを学ぶのが主目的。サンプルファイルの下段では基本十字を複製/ランダム生成しているが,データ構造の取り回しが少しややこしいかもなので,一旦飛ばしても良い。
    2. v07:板型
      噛み合わせを積層させてデザインするパターンを学ぶのが主目的。最初の外形形状を作るのが少しややこしいけど,デジファボ類型パターン学習とは関係ないので何となく程度でもいい。
    3. v01:ワッフルトラス充填型
      代表的かつ充填率を上げれば構造的に強いワッフルトラスを充填するという汎用性が高いアルゴリズムを学ぶことが主目的。少しややこしいけど,理解できたら成長の証拠。
    4. v05/06:回転断面型
      充填率を上げれば構造的に強いワッフルトラスを回転方断面で充填するという汎用性が高いアルゴリズム学ぶことが主目的。デザインによってはこちらの方が構造/構法と一致という意味で良い場合がある?。少しややこしいので,少なくとも2番目まで(できれば3番目)の主目的部分を取り組んでからじゃないと意味が分からないかもしれない。
    5. v08:箱/棒型
      フィンガージョイントを持った箱/棒を作るアルゴリズムを学ぶことが主目的。上段が基本的な作成を学ぶ用。その後に少しややこしいことをしているが,主目的ではないので飛ばしてもいい。
    6. v09:箱と棒でラーメン構造型
      ラーメン構造パターンのアルゴリズムを学習することが主目的。意外に?結構大変。

各バージョンの様子

研究室メンバーの原田 真衣さん(M1),小池田 樹くん(M1),広中 翔くん(B4),越智 広樹くん(B4),による技術・制作の全面協力によって作れました!
情報シンポ20221での発表/運営でも忙しい中,ありがとうー。
提出物に激しく期待!

他の例

特に参考にさせて貰った学習リソース

  1. 石津優子, 堀川淳一郎:Parametric Design with Grasshopper 増補改訂版 建築/プロダクトのための、Grasshopperクックブック,ビー・エヌ・エヌ新社
  2. ノイズ・アーキテクツ:Rhinoceros+Grasshopper 建築デザイン実践ハンドブック,彰国社

です!