建築情報学 系授業 CAD/CG演習 立命館大学 建築都市デザイン学科 2回生後期(2022)
デジタルファブリケーション -二つの意義-の講評会を開催しました!
今年度は少人数でしたが,意欲的な作品もあり,とても嬉しかったです。意欲ある子のレベルとやる気が昨年以上に高い,という特徴のある年でした。下記の特徴がありました。
- 教示した デジタルファブリケーション 段ボール家具の類型的な例示とそのサンプルファイルと異なる成果物はもちろん,作ってみたい空間スケールにも挑戦する。
- 二回生という段階ながら,審美性や機能だけでなく,材料廃棄率や加工・組み立て時間を思考する知的な学生さんが多い。
上記に限らず,少人数なので一人一人から話を聞くと,それぞれで建築情報学 の学習と経験を通じた自身の飛躍を垣間見せて貰いました。
という成果物を,デジタルファブリケーション の特性をふまえた当日相互投票の総合評価の高い順に紹介します。
- 審美性:形態としての美しさを評価
- 機能性:想定した使い方に対して機能的であるか評価
- 構造性:想定した使い方に対して十分な耐力があるか、構造的な思考が卓越しているかを評価
- 施工性:施工の容易さ・合理性を評価
- プログラム性:地域やUDCBK内の活動の拡がりに寄与するか評価
- 生産性:使用材料の量と内容のバランスの良さを評価
- 新規性:上記に関する新しさを評価
- 一貫性/コンセプト性:上記項目が連動しているか/コンセプチュアルな概念が提示されているかを評価
- 総合評価:以上の項目から総合評価をつけてください
■上記に加え,加工時間,組み立て時間,材料廃棄率をプレゼンテーションボードを申告)
なお当日は授業担当以外の大人として,草津おみやげラボ 大塚 佐緒里 氏(site, facebook, instagram),AIOL教員 金山 英幸 氏(site,twitter),が参加してくださりました。
ポスターセッション形式で得られる意義の増幅のためのご参加,本当に感謝です。
なお5月下旬に南草津西口広場で開催される「こだわりマルシェ」への出展ご紹介を頂きました。こちらも楽しみです。
(名前掲載の希望を確認するのを失念してしまったので非掲載です。掲載希望の人は連絡をください)
E:最優秀賞
F:優秀賞
I:優秀賞
G:優秀賞
H:
C:
D:教員賞(山田悟史)
B:
A:
後書き的な
講評会では,家具・段ボール・異なる材料への展開・デジタルファブリケーション・廃棄率・加工・施工性・空間スケールなど,多角的な視点から可能性と課題について意見交換ができました。今年の受講生は少ないながら,意欲的な学生さんは,審美性と機能性に限らないそれぞれの知的な視点を持っている印象でした。
今後の学習,3回生の下記の授業でも 建築情報学 学びを共にできることを楽しみにしています。
- 特殊講義(専門)Ⅱ「BIM総合演習」(8E)(8F):前期 月曜日 Aクラス14時40分,Bクラス16時20分,
- 特殊講義(専門)Ⅱ(8C)「都市調査実習」:後期 水曜日 10時40分
なお今回も,授業アシスタントの研究室メンバー,荒井 勇哉くん(M1),小泉 彰也くん(B4),広中翔くん(M1),による技術・デザインのリサーチ・開発,試作制作,運営により良い授業になりました。ありがとー
“まとめ:デジタルファブリケーション -二つの意義-の成果物紹介(CAD/CG演習(22) 課題C)” への3件のフィードバック
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