建築情報学 に取り組む建築情報 研究室,2019年度に修士課程を修了する中島くんの修士研究の梗概とプレゼンのスライドを抜粋して紹介するページです!
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19年度卒の一覧はこちら
◆ 研究目的
◆ 研究対象
◆ 研究概要
◆ 結果
スライド抜粋による内容紹介
◆ まとめ
推薦文
「中島 昌暉」君の研究は,非医療従事者の一次救命の不確実性をふまえたAED・サインの適正配置に寄与する計画手法と知見を提示したものである。
突発的な心肺停止には非医療従事者の一次救命が重要である。この重要性は医療従事者や施設管理者が不在の環境において特に高く,そのような状況が多数存在するのが実情である。このような実情に対してAEDの配置や講習会が行われているが,非医療従事者による一次救命には「不確実性」が含まれる。一次救命を行うか,AED の場所を知っているかなどである。これらの不確実性を踏まえたAED・サイン配置が重要であるが,計画手法や指針が十分とは言えない。
上記のような背景から「滞在人数」・「経路選択」・「一次救命行動」・「First Responder 存在割合」・「AEDとサインの配置」を変数に持つMulti-Agent Simulationを提案した。対象事例は施設管理不在の迷路性が高い長い経路を有する伏見稲荷大社とした。分析において「滞在人数」・「存在割合」・「AEDとサインの配置」と「救命率」の関係性を明らかにし,「非医療従事者」の想定に対応した「AEDとサイン」の増設効果を提示した。
上記の研究成果には,非医療従者の一次救命を想定したAEDの配置,サインの配置の定量的な配置計画手法としての意義,対象事例における具体的な知見としての有用性が認められる。2年間の継続的な研究活動と研究室を支えてくれた感謝と共に,中島くんの新たな門出を祝福します。
“中島 昌暉:非医療従事者の一次救命の不確実性をふまえた AED ・サインの 適正配置 – 伏見稲荷大社 を対象とした マルチエージェント シミュレーション-” への2件のフィードバック
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