日帰りゼミイベント+感動の図式?

フィールドワークや飲み会が少ない建築情報研もたまにはみんなで外へ,という事で,日帰りゼミイベントに行ってきました。

新しい物好きで,新しい技術による既存破壊を企む建築情報研ですが,学問の基本は「巨人の肩に乗る」,先人を学び先人への尊敬は忘れていません。
と言うか,やはり先人を批判的に見ようと思うと,何だかんだ名を轟かした人はやはり凄いなぁ,と思うこと多く,残念ながら文化遺産はむしろ好きなのです。
でも研究室の目標は,共創と始めからは言わず,既存の建築家をコロス,建築もコロス,です。

という事で,敵状視察のために池田吾一のお弟子さんが手掛けたであろう「京都芸術センター(旧明倫小学校)」,池田吾一御自身が手掛けた「art complex 1928」を訪ねて来ました!

古い新しい,既視感強い弱い,という尺度とは関係なく「質が高いものはやはり良い」,再認識させられましたm(__)m

 

 

後者ではプロジェクションマッピングを使ったノンバーバルコミュニケーションの舞台「GEAR」も観覧。
こちらは,映像を使った空間演出+高い練度,自分の感性にズバリとハマってもろに見事に感動(/o\)

人が,人間がやっているということを根底にして感動する,という現象は未来でも代替されることはない気がします。
パフォーマンスは勿論,そこに至る修練も含めて潜在+顕在の両面から気持ちが動かされました。以前のブラストのパフォーマンスでもそう実感しました。
この意味で,もしかすると,デザインも人が産み出した,という前提が,感動・感嘆に成立条件として強いインパクトを持っているのかもしれません。

ちょっぴり今の僕からすると自己矛盾気味です。

なお妙に図式化っぽい言い方をしましたが,これは空き時間で行ったメディアショップの山田弘幸個展の影響でもあります。
研究や作品制作はロジカルに図式化することは元々好きなのですが,人の記憶や感動を図式化した模式図には多いに刺激を受けました。
もちろん写真も,前衛的ながら,グラフィックスとしても,込められた意味も自分に入ってくる感じで,作品数は少ないながら大満足でした。


(その前のTipsが余りに自分には合わなかったせいもあるかも)

まぁ,
文化遺産から昭和の奥深さを感じ,
シンプルにパフォーマンスに感動し,
舞台芸術は進化しているざ建築はどうなんだ,
敵は凄く手強そうだ,
と色々感じられ,。
お昼のart complex 1928の地下にある「Cafe Independants カフェ・アンデパンダン」,おやつの「梅園」も良い感じで,
夕飯に飲み会をしようと思っていたけど既に満足+暑いので夕方に解散したけど,
植松くんの,誰もインスタやってないけど通称インスタ映えコース,
半日ながら刺激が多くナイスな企画でした!

 

またそのうちみんなで何か面白い体験をしに行きたいなー
今は,京都国際芸術祭,と,今年開催されるか不明だけど県内のきょうといちえ,に興味あり!