デジタルチャンバラを通して
米光 陸(B4)
概要
9月10日(日)に草津川跡地のde愛広場で、草津市(くさねっこさん)とSASSENさん、そして建築情報研究室がコラボしてデジタルチャンバラを実施しました。研究室としては、チャンバラの試合が行われるフィールド、入場階段の照明、観客席に置くデジタルカット照明のデザインを担当し、1回生~4回生が中心となってこのプロジェクトを推進しました。
フィールドデザイン
フィールドのデザインには、touch designerを使用しました。どのような映像が試合を面白くするのか、どのような表示が必要なのかを考え、インタラクティブな要素を取り入れながら試行錯誤を繰り返しました。音声との連動でインタラクティブな映像を生成できましたが、完璧ではない部分もあり、最終的には、戦っている人の動きに合わせて私たちがボタン操作するという、やや物足りない結果となってしまいました。
入場階段の照明
入場階段の照明には、ネオピクセルとアルディーノを使用してデザインしました。アルディーノの操作は初めてでしたが、無事にデザインを完成させることができました。
デジタルカット照明
デジタルカット照明では、rhinoとgrasshopperを利用して段ボールを切り出しました。その形が単に美しいだけでなく、内部からの光でどのように照明が映えるのかを考慮しました。
当日の様子
当日は、約20人の小学生が参加してくれました。自分たちが制作したもので人々を喜ばせることができると感じ、大変貴重な経験となりました。
反省・展望
このプロジェクトを終えて、多くの反省点が浮かび上がりました。特に現地での実験時に段取りが不十分であり、時間がかかってしまった点は大きな教訓となりました。プロジェクトを進める上で、計画や準備の重要性を再認識しました。
また、技術的な面でインタラクティブなデザインが上手くできなかった点や観客を巻き込んだ演出をすることができなかった点があり、今後同じような活動があればぜひこれらの反省点を生かしてデザインしていきたいと考えています。