建築情報学 系授業 「情報処理演習」 立命館大学 建築都市デザイン学科 1回生前期 (2024年度)
3ds MAX を題材に 建築 CG の基礎, CFD を題材に 環境シミュレーション の基礎を学び,それらを用いた設計を体験する授業です。
新しいこと,専門的な学習に楽しみを見出して取り組んでくれたら嬉しいです!
授業・研究で伝えたい,共感して貰いたい大儀
#課題:
総合課題: Engineered Design – 環境シミュレーションを援用した集合住宅の群造形 –
授業内課題(試験形式):
- 実施日:対面指定の授業日
- 内容:授業時間内に指定内容の制作を行う
- 形式:試験形式,相談禁止,ネット閲覧禁止,データの持ち込み禁止,紙は持ち込んでもいい
- ノートパソコンを持ち込んでもよい。
- 題材は下記のスケジュールを参照
Weekly課題:個人で必ず実施
- 目的:該当回の内容の定着。
- 内容:学んだ内容を用いた題材自由にモデリングし画面を画像として提出する。(プリントスクリーン等で)
- 心掛けて欲しい事:楽しみながら取り組んで欲しい。
そのためなら題材は自由。楽しく作れる題材を選ぼう。遊び心があるのオッケー,但し手抜きはダメ絶対。
それっぽい体裁を繕うために作りたくもない建築らしき何かを題材に選ぶ必要は全くない。漫然とそれっぽく学習するよりも楽しんで学習した方が学習効果が高いからだ。
Let’s enjoy!,楽しむことは重要な能力です。もちろん建築も当然歓迎! - 提出方法:manaba
- 期日:毎回の授業開始まで
- 提出物:画像
- 「取り組んだ様子」の左下に「自身の学生番号・名前」を入れた画像にすること
- 方法:自身の名前をメモ帳などで書き,取り組んだ様子と一緒にプリントスクリーン(スクリーンショット)して画像にする(他の方法でもよい)
- Weekly課題の提出画像サンプル
- ファイル名(厳守):学生番号_0x。xを回数に変更する。複数枚になる場合は「_01」の書式で連番をさらに追記する
- 備考:
ファイル形式はjpg(jpeg)かpng
画像以外の場合は別途指定する
「.max」ファイルを毎回必ず保存しておくこと
加点課題:個人で任意に実施
- 提出方法:manaba
- 期日:総合課題の提出日まで
- 提出物:画像
- Weekly課題と同じく「取り組んだ様子」の左下に「自身の学生番号・名前」を入れた画像にすること
- ファイル名(厳守):学生番号_add_0x。xを回数に変更する。複数枚になる場合は「_01」の書式で連番をさらに追記する
- 他:Weekly課題と同じ
#スケジュール
形式や内容は進度や社会状況に応じて変更する場合があり,その場合はmanabaのコースニュースで通知する。
#参考
- PCリーダ制度
- 成功だけでなく成長にこだわれ
- 「 デジタルデザイン 」をテーマとするサークル・サブゼミ(=情報交換・やってみた自慢・雑談)を月曜日の18時30分から開催するかも
- 建築情報学会
- 情報シンポの基調講演動画
- 3dsMAX 公式チュートリアルサイト
- 漫然とそれっぽく耐え忍んで学習するよりも楽しんで学習した方が学習効果は遥かに高い。Let’s enjoy!,楽しむことは非常に重要な能力。
- 近傍分野について(adobe以外は原則学生無料,Rhinocerosについては学科ライノセラスがあるので連絡を)
- CG
- MAX,MAYAの二台巨頭
- リアルタイムレンダラー
- Twinmotion , Lumion
- 先輩の作例:1,2
- アルゴリズミックデザイン(形態生成)
- BIMモデリング
- Revit, Archi CAD
- アルゴリズミックデザイン(エフェクト寄り)
- xR(GAME engine)
- プログラミング
- Python:何できるしネットのつまみ食いでいいけど,そもそものPython基礎を固めるならpaizaなどが便利
- グラフィック・動画編集
- この授業の履修中は大学ライセンスでadobe系が使用可能(After Effect , Premiereなども)
- Vtuber?
- CG
動画の閲覧について
- 飛ばすことなく一つ一つ閲覧し,ステップバイステップで着実に学習を進めましょう。
- 動画中のマウス近傍の赤丸は左クリック,黄色の二重丸は右クリックを示しています。
- 動画の内容は自分でメモを作成して整理すること:
「何をどのように行ったか」などが該当する。内容を一度で暗記することはできない。その内容を思い出すための2回目をいかに素早くするかが非常に重要です。動画を再度閲覧するよりも,自分用メモを振り返る方が合理的です。面倒でも必ず自分用メモを作成しよう。 - 加点課題などの補助動画は細かい説明を割愛しています。
01(4月11日 ) : 導入
- 内容:1授業意図,2課題の出題,3レポート,4・5学習準備
- 授業意図
- 建築情報学,なぜ?(スライドの「若手の大チャンス」以降)
- レジュメ(情報処理・情報処理演習で共通)
- シラバスの抜粋
- 他の建築情報学 系の授業
- 授業・研究で伝えたい,共感して貰いたい大儀
- 課題の出題:
- 上述の課題を確認
- レポート
- 「建築情報学を用いた人・建築・都市のバージョンアップ」について複数の事例・研究を参照した上で自身が取り組んでみたいことを述べなさい。
- 提出方法:manaba
- 期日:4/16 9:00(情報処理の2回目の授業開始まで)
- 書式:400字程度をオンライン入力(このレポートに限り参考文献の明示不要。この後に明示方法を習います)
- 授業と無関係の内容でも全く構わない。インターネット検索すると少し難しそうな内容も多いが素朴な内容で構わない。
- このレポートではchatGPTなど大規模自然言語モデル(LLM(Large Language Models),生成AI)の【使用は禁止】。理由は後日分かります。(他のレポートで不安な時は担当教員の指示に従う)
- 参考になるかもしれない何か
- 備考:レポート内容は,匿名化した上で授業や学術的な発表に用いることがあります。そのまま公開したり名前を学外で公開することは絶対にしないので安心してください。
- 学習準備(PC)
- たびたび登場しているがまだ見ていない人はこちらを閲覧して検討すること,購入の強制ではない。
- 学習準備(アプリケーション)
- Autodesk社の学生アカウント作成(必須)と「3dsMAX」インストール(推奨)
- 動画:「Autodesk社の学生アカウント作成」
- 大学名は一旦入力して候補から選択する。入力については日本語・英語が環境によって異なるので両者を試す。
- WEBプラウザが原因でダウンロードできない場合があるので,複数試す。Edgeで駄目ならchromeを試すなど。
- 必要があればAutodesk社の学生アカウント作成のヘルプを参照
- 学生中は授業で使用するアプリケーションだけでなく,ほぼ全ての業務用アプリケーションの使用が無料になる。
- バージョンは自由だが動画は2020(一部は2017)
B2/A10 : 3ds MAX 基本操作01
- 内容:UIの理解,単位設定,画面操作,プリミティブオブジェクト,移動・回転・ギズモ・クローンオプション
- 教材:こちらのmax編の01
- weekly課題:次週までにweekly_01提出
- お勧めの加点対象:01
B3/A11 : 3ds MAX 基本操作02
- 内容:座標入力・参照座標系,位置合わせ,スナップ,配列,間隔ツール
- 教材:こちらのmax編の02
- weekly課題:次週までにweekly_02提出
- お勧めの加点対象:次週の内容を先回りして02-07
B4/A12 : 3ds MAX 基本操作03
- 内容:ポリゴン編集,モディファイヤ変形
- 教材:こちらのmax編の03
- weekly課題:次週までにweekly_03提出
- お勧めの加点対象:02-07
B6/A13: 授業内演習①(試験形式)+環境シミュレーション
- 内容:1.環境シミュレーション,2.授業内レポート,3.授業内演習①,4.グループメンバー
- 環境シミュレーション
- Aクラス:CFDパスワードの確認(manaba),CFD準備(こちらのmax編の04-1),twinmotionインストール案内
- Bクラス:ライティング・日照シミュレーション実行(こちらのmax編の04-2)+twinmotin
- 授業内レポート(Bクラス,Aクラスは15回目に実施)
- 内容:「アナログとデジタルの活用ポイント」
現在の社会は既にアナログとデジタルの使いこなしが最重要である。両者を使いこなした楽しさには多く思い当たることがあるだろう。同時に厳しい?事実として,現代社会において自身の主体性を優先しながら(優先されながら)生きるために,この能力の獲得が必須である。率直に言えばデジタルの方が重要である。この事実に哀愁を感じることもあるが,人間が作り出した事実である。(危機感煽る系の内容だが,山田は楽しさ原動力で取り組んでいる)
上記の能力の獲得には体験的な理解が必須である。一方で,現在の建築学科に古くから続き伝統的なアナログ体験は溢れている。それらに意味はあるが,デジタル体験が少なく現実に合致していない(回生を問わずに伝統的な課題に四苦八苦していると思うが,旧来の建築をエンジョイするためエンタメになりつつある)。一回生には受け止めづらい話しかもしれないが,事実である。
上記の問題意識から,山田が担当する授業ではデジタル体験を提供している。この意図で行ったのが,情報処理にて実施した「アナログ(模型)とデジタル(CFD)を用いた風の視覚的シミュレーション」である。この実験を参照して両者の良い点・悪い点を具体的に記述した上で,今後の学習について記述しなさい。 - 提出概要:字数は300字,提出先はmanaba
- 内容:「アナログとデジタルの活用ポイント」
- 授業内演習①(試験形式)
- 授業内にゼロの状態からモデリングを行い画像を提出
- 題材:自由。
但し難度や完成度も評価するので一度はモデリング済みの題材を強く推奨する。何を作ろうかと考えながらでは終わらない。例えばWeekly・加点課題で取り組んだ題材など。完全に同じである必要はない。 - ノートパソコン持参を推奨。3dsMAX以外を使用する場合は持参必須。
- ファイル名:「学生番号_model」
- グループメンバー
- Aクラス:授業中にmanabaから報告する。
- Bクラス:授業内で周知・確認する。
- お勧めの加点対象:08-11,twinmotin編
- weekly課題:
- Aクラス:環境シミュレーションの準備をすること
- Bクラス:次週までにWeekly_05を提出
- 任意のモデルに対するライティングの実行画像を提出(太陽以外を含むライティングも歓迎)
- ファイル名:学生番号_w05_light
- 動画の場合はyoutubeのURLをコメントに書き込むこと
B5/A14: 環境シミュレーション@PCルーム
- 内容:1.環境シミュレーション,2.グループメンバー,3.PCルームリーダーについて
- 環境シミュレーション
- Aクラス:CFD実行(こちらのmax編の04-1)とライティング・日照シミュレーション(こちらのmax編の04-2)の実行+twinmotion
- Bクラス:CFDパスワードの確認(manaba),CFD準備(こちらのmax編の04-1,twinmotionインストール案内
- グループメンバー
- Aクラス:授業内で周知・確認する。
- Bクラス:授業中にmanabaから報告する。
- PCルームリーダーについて:希望者はTA/ESさんへ
- お勧めの加点対象:08-11,twinmotin編
- weekly課題
- Aクラス:次週までにWeekly_04を提出
- 内容:任意のモデルに対するCFDとライティングの実行画面をそれぞれ提出(太陽以外を含むライティングも歓迎)
- ファイル名
- CFD:学生番号_w04_wind
- ライティング:学生番号_w05_light
- 動画の場合はyoutubeのURLをコメントに書き込むこと
- Bクラス:次週までにWeekly_04_cfdを提出
- 内容:情報処理の李先生編で作成した実験計画に該当するモデルに対するCFDの実行画面を提出
- ファイル名:学生番号_w04_wind
- 動画の場合はyoutubeのURLをコメントに書き込むこと
- Aクラス:次週までにWeekly_04を提出
B7/A15: 授業内演習②(試験形式)@PCルーム
- 内容:1.授業内演習②,2.授業内レポート,3.総合課題の提出確認,4.発表資料の作成,5.今後の学習について
- 授業内演習②(試験形式):
- 授業内にゼロの状態からモデリングから環境シミュレーションまでを行い画像を提出
- 題材:自由だが建築を意識した題材とすること。発表課題と類似でもよい。
- ファイル名:モデリングは「学生番号_model」,CFDは「学生番号_wind」,日照・日影は「学生番号_light」
- 他は授業内演習①と同じ。
- 授業内レポート(Aクラス):B6/A13に記載
- 総合課題の提出確認:
- 発表資料の作成:
- googleスライド作成(共有リンクの注意とyoutube動画の埋め込み)
- Flow Designの動画保存機能のアスペクト比問題は動画その16の末を参照
- 今後の学習について:(モデリング(3dsmax,Rhinoceros+grasshopper,Revit,ArchiCAD),リアルタイムレンダラー(TwinMotion),二次元CAD(AutoCAD),動画(adobe系),グラフィック(adobe系),イラスト(CLIP STUDIO),Vtuber(Vroid Studio),プログラミング(python),Game Engine(Unreal Engine4/5(5は要求仕様が高い,Unity)
- weekly課題:無し。総合課題に取り組むこと。
デジタルハリウッド(完全課外の任意)
スライド資料:内容・手続き方法・問い合わせ(7月28日以降削除)動画説明(7月28日以降削除)
B9:レクチャー補完@PCルーム
- 内容:1.レクチャー内容の体験(Aクラスは李先生担当)
- コンピューテショナルデザイン:このサンプルファイルでgrasshopperを触ってみよう。
XR:HMD(Head Mounted Display)をかぶってみよう。研究室に来て。空間OS:センサーを触ってみよう。研究室に来て。