文化財がなぜ大切かを体験的に学ぶ‐斗供を例にした木割法・木組‐、を開催!

文化財がなぜ大切かを体験的に学ぶ‐斗供を例にした木割法・木組‐、を開催!

◆ 開催意図

文化財、例えば「堂宮建築・木組み」はなぜ大切なのでしょうか?
多様な回答の中の一つに「お手本になる」という理由があります。

次に、何のお手本になるのでしょうか?こちらも多様な回答がある中に、

  1. 大きさのお手本になる(+木割り法)
  2. 組み方のお手本になる(木組み)

上記二つのお手本としての価値があります。

これを小学生中学年・高学年が体験的に学ぶための教材として,「ほぼ実寸の段ボール斗供」と「ミニチュア斗供」を作成してした授業を開催しました。
「文化遺産の大切さを体験的に学ぶカリキュラム・教材開発に関する研究」の一環です。

◆ 概要

当日は下記の流れで実施しました。
(2グループに分けて実施,1から2で40分,4・5で40分)

  1. 流れと目的の説明
  2. 大きさのお手本になることの体験的理解
    1. 実寸段ボール斗供を実測調査
    2. 木割り法の説明
    3. 実寸スケッチ
  3. 休憩
  4. 組み方のお手本になることの体験的理解
    1. 実寸段ボール斗供を解体
    2. ミニチュア斗供の組み立て
    3. ミニチュア斗供の解体と再組み立て(今回は実施せず)
  5. 振り返り・アンケート調査
    1. 学んだことの発表
    2. 寸法当てクイズ

楽しく前向きに感じ・学んで貰えた体感です。詳しい内容や振り返りは後日の研究発表にて、ということで、ここでは様子のみご紹介します!
作成用の図面・3Dデータ・プロシージャルモデリング(.gh)のデータも整ったら公開します。

◆ 実寸段ボール斗供

ほぼ実寸ながら低いので間近で見て触って測れる。軽いので安全に解体できる。

◆ ミニチュア斗供

一人一人が遊び感覚で組み立てと解体ができる。
(デジタルファブリケーションまでをプロシージャル化してあるので大きさの変化に半自動で対応できる)

◆ 実測

◆ 実寸スケッチ

◆ 実寸解体

◆ ミニチュア組み立て

◆ 集合写真など

前半のグループ忘れました。。。m(__)m

◆ お礼など

近畿大学から研究室に来てくれたM1の荒井 勇哉くんが強い意欲とリーディングを発揮し、わずか4か月でここまで来ました、凄い。
ある日突然斗供が研究室に生えていた時はビックリしました。ホント人と建築情報学が結び付いた時って凄い。沢山学んだし,学習力がさらに高まったはず!

斗供についてご助言を頂いた宮大工 高崎将太朗(白鳳社寺)さま,
論文の疑問について快くご回答くださった加戸 啓太(千葉大学)先生,
開催にご助力頂いた草津おみやげラボ 大塚 佐緒里 さま(sitefacebookinstagram),
デジタルファブリケーションについていつもお世話になっております AIOL教員 金山 英幸 さま(sitetwitter),
ありがとうございました!

当日サポートをしてくれた研究者メンバーの原田 真衣(M2)さん,越智 広樹(M1)くん,谷川 奈央(M1)さん,終了後のお楽しみのお付き合いも含めて,ありがとう!

◆ 参考文献

◆ お知らせ

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生徒さま・お子さまに体験させてあげたい方
ご連絡ください。
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